部屋の手すりはこうして作り出された 第1話

どこにでも設置できる手すり便利ですよね。
私が特許申請中のこの手すり
どの様に考え出されたか
その経過を
小説風に書いてみます。

実録でないので
時間の経過や
登場人物は仮名です。
しかし内容は殆ど真実です。

あれは今から2年前の出来事です。

悟の母は
90歳になりました。
母の名前は
千代と言います。
千代は
一代で
億の財産を作り上げた才女です。

千代の母は
87歳で亡くなっていて
千代の家系は
健康で長生きの家系でした。

しかし
90歳にもなると
寄る年波勝てず
足腰が弱くなっていました。

大正生まれの
千代のことですから
生まれたときから
お布団で寝ていたのですが
70歳の時に
胃がんになって
病院に入院したときから
ベッドになりました。

ベッドの方が
便利なのがわかったからです。

ベッドになって
もっと良かったことは
78歳の時にやってきた
地震です。

千代が寝ていた
6畳の部屋には
タンスとかファイルを入れるロッカーなどが所狭しとあったのですが
それが倒れてきたのです。

もし万一ベッドで寝ていなかったら
下敷きなっていたのですから。

千代は
悟に
「つくづくベッドは良いもの」と
いつも言っていました。

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